スーパービタミンDを利用する~正しい健康法~

スーパービタミンDを利用する
~漢方食養研究会資料・サンデ-毎日掲載文より~
「間違いだらけの健康法」でビタミンDの血中濃度と死亡率が関係すると記した。しかし、ビタミンDの威力はそれだけではない。東京慈恵会医科大の浦島教授がこう話す。
「国際共同研究で1万人以上を対象に、ビタミンDのサプリメントとプラセボ(偽薬)を試した結果、サプリメントを飲むと、気管支炎や肺炎などの急性気道感染症の発症を20%抑えることが分かりました。喘息患者を対象とした研究でも、救急受診を6割低下させるという結果が出ています」
 さらにインフルエンザを予防する効果もあるそう。
「ビタミンDのサプリメントを取り始めて14日後から30日までの間は、インフルエンザの発症を抑えられるという研究があります」
 前述した通り、ビタミンDの生成には日光が必要。普段、太陽を避ける生活をしている人は、サプリメントで補給するのも一案だ。
 また、食事からは必要量の1割しか取れないといわれるが、ビタミンDが豊富な魚を積極的に摂取したい。