「フレイル」を防いで健康長寿!

「フレイル」を防いで健康長寿!
~65歳からのいきいき生活ガイド~
・フレイルって何?
 フレイルとは、高齢期の心身の衰弱を示す用語で、進行すれば介護が必要になる危険性が高い状態です。いつまでも自立した生活を送るためには、積極的にフレイルを予防することが不可欠です。また、たとえフレイル状態になっても、早期に気づき、改善に取り組むことで、心身の機能の回復や改善は可能です。
・フレイルを進行させる要因
 フレイルが進行してしまう要因は大きく2つあります。1つは生活習慣病をはじめとした「持病の重症化」です。そしてもう1つは、心身の機能の「老化による衰え」です。老化によって具体的にどんな機能が衰えるのかを知っておき、リスクを減らすための生活改善をはじめましょう。

《持病(生活習慣病など)の重症化》
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《老化による衰え(老年症候群)》
○見る力(視力)の低下 ○聞く力(聴力)の低下 ○食べる力(食欲や口腔機能)の低下 ○判断する力(認知機能)の低下 ○動く力(サルコぺニア*1やロコモ*2による筋力)の低下 など
*1サルコぺニア: 加齢にともなって筋肉の量や筋力が減少し、体の機能が衰えた状態。
*2ロコモ(ロコモティブシンドローム): 足腰の関節や筋力が弱まり、要介護の危険性が高まった状態。
あなたはどちらを選びますか?
▶健康長寿へ
 持病の悪化を防ぎながら、食生活や運動習慣などを改善することで、健康長寿をのばすことができます。
▶要介護状態へ
 フレイル対策に取り組まなければ症状は徐々に悪化し、やがて要介護状態になってしまいます。
~漢方食養研究会資料参照~