日光を浴びないようにする?避けすぎると寿命が縮む‼

日光を浴びないようにする?避けすぎると寿命が縮む‼
~漢方食養研究会資料・サンデ-毎日掲載文より~
 紫外線はシミやソバカスをできやすくしたり、皮膚がんの発症に関係するといわれる。それを避けるため屋外に出ないようにしたり、日焼け止めクリームや日傘、衣服などで日光を遮る生活をしている人も多いだろう。それ自体は間違っていないが、実は日光に当たらない生活をすることで、「ビタミンD」が不足する可能性がある。ビタミンDは、病気による死亡率を下げる栄養素なのだ。
 浦島教授によると、世界各国の50~79歳の約88万人の死亡率を最長29年にわたって調査した結果、「血中に含まれるビタミンDの濃度が高いほど、死亡率が低くなる」ことが分かった。濃度の平均値を50とした場合、低めの20の人は、高めの80の人と比べて死亡率が57%上昇したという。
ビタミンDが食事から摂取できるのは1割。残りは日光を浴びることで紫外線が皮膚下にあるコレステロールに作用し、ビタミンDに変化します」(浦島教授)
 米国の大規模な研究調査では、現代人のビタミンD濃度は低下し続けているという。紫外線を浴びるデメリットもあるが、ビタミンDの効果は高く、腕や足だけでも日光を浴びたほうが良いといえる。