「心」の持ち方~健康をつくる12項~

「心」の持ち方
~漢方食養研究会資料より~
 心の問題が、身体の病気に自覚している以上の関連があり、身体の病気は、心の病気から起こってくることさえ多いのです。病気によっては、心の病気を治すと身体の病気も治ってくるという場合も多くあります。
 このことに関し、東洋では昔から、心と身体の関係を「心身不二」とか、「心身一如」等と言って、その重要性を教えてきました。一方、西洋の方でも、最近「心療内科」といって、心と身体の両面を同じウエイトでもって治療にあたるようになってきて、東西共に「心」の面を重要視するようになってきた点は、注目に価するものと思われます。
 では、どのような心の持ち方をすれば、身体に良いのでしょうか?
本人の自覚:数多くの病気が、多分に心の持ち方(例、短気や不安等のストレス)で左右されていることを自覚することです。
気を大きく持つ:短気は禁物。ストレス因子が増すだけですから。
希望を持つ:意のままにならない感情が身体に悪影響を及ぼすのであれば、逆に「暗示」で身体にある感覚を起こすことにより、感情をコントロールできれば、今度は病気を予防し、身体を健康な状態に持っていくことができるはずです。事実、「健康になりたい」「きっと治るぞ」等と、希望的暗示を持つことで、かなり効果が期待できます。
般若心経の「色即是空」という心境になれば理想なのでしょうが・・・!